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製造業の現場から、今本当に求められているもの

今、製造業の現場で起きていることは・・・・
「今まで付き合っていた加工屋さんが、いきなり廃業していたんです」
そんな相談を受ける機会が、近年急増しています。
後継者不在、資材高騰、人材不足、老朽化した設備…。
外から見れば元気に見える町工場でも、内部では限界が来ていた、というケースが少なくありません。
発注していたお客様からすれば、「金型は戻ってきた。でも、打ってくれるところがない」という状況になります。
このとき、“どこに頼めばいいのか分からない”という声を私たちはよく耳にします。
金型図面もない。だけどやらなければお客様が困る。
私たち野口製作所は「困っているなら何とかしてあげたい」と、お客様の立場になって考えるようにしています。
例えば、あるお客様からこんな連絡がありました。
月曜日に電話したら、その加工屋さん、もう会社を閉じていて…
金型だけは何とか引き上げたけど、今週中に対応できるところはないか?
私たちはその週には現物と金型を持ち込んでいただき、その場で打ってみて確認しました。
なんとか対応できる目途が立ったため、即座に社内で調整を行い、試作を実施。
納期も品質も何とか守ることができ、お客様から「本当に助かった」と感謝の言葉をいただきました。
私たちが選ばれている理由
1. 図面がなくても、現行型と製品から読み解く力
金型の図面がないケースは、決して珍しくありません。
それでも製品は必要ですし、お客様は困っています。
野口製作所では、現物の製品と金型の状態を見て、金型の「クセ」や設計意図を読み解く力があります。
実際に、「下型は良いが、上型は破損していた」という金型でも、社内の技術部隊が調整を行い、問題のない品質に仕上げた事例もあります。
2. 社内に金型の調整機能を持っている
他社では外部の金型業者に依頼しなければならないケースでも、当社は社内で金型の修正・調整が可能です。
特に、破損や摩耗した部分の修正や、クリアランスの見直しなど、社内で対応できることであればすぐに対応致します。
3. ものづくりが好きな集団だから、まず“やってみる”
私たち野口製作所は、ものづくりが好きな集団です。
だからこそ、ものづくりでお困りのお客様に対しては、真摯に向き合う姿勢を大切にしています。
「どこまで対応できるか分からない」
「正直、初めて見る製品・金型で難しそう」
そんなケースもありますが、門前払いは決してしません。
まずは現物を見せてもらい、“どうすればできるか”を一緒に考える。
そして、できることを提案し、実行する。
これらの積み重ねこそが、お客様から信頼される理由だと私たちは考えています。

“試作無料”のサポートも実施中
野口製作所では、「初めてのお取引」のお客様に向けて、試作や可能性診断を無償で行う取り組みをしています。
金型が使用できるかどうか、図面がなくても対応可能か――
まずはお持ち込みいただければ、その場で対応可否の見立てをいたします。
▶ 詳細はこちら:
https://noguchi-ss.co.jp/preparation/
最後に:ものづくりは、人づくりと同じ
廃業という選択は、誰もが望んで選ぶものではありません。<br> 同じ製造業に身を置く私たちにとっても、それは本当に悲しく、つらい出来事です。
長年積み上げてきた技術や信頼、努力の証である金型や製品が、
ある日突然止まってしまう――そんな現実を、私たちは何度も目の当たりにしてきました。
だからこそ、そういった案件を引き継ぐことには大きな意味があると考えています。
少しでもその企業の「想い」や「お客様とのつながり」を引き継ぐことができれば、
廃業を決断された方々の心の負担を少しでも軽くできるのではないかと信じています。
倒産や廃業が続く今の時代に必要なのは、“つながりを守れる会社”です。
そう信じて、私たちは今日もものづくりに真摯に向き合い続けています。
▶ お困りの方へ:お気軽にご相談ください
- 金型の引き継ぎ先を探している
- 金型があるけど、打ってくれるところがない
- 廃業してしまった協力先の代替先が必要
まずはご相談だけでも構いません。
お気軽に、こちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。