開発事例

超精密深絞り加工を活用したい医療部品開発【製造業の試作・開発事例】

超精密深絞り加工を活用したい医療部品開発【製造業の試作・開発事例】

製品名 超精密深絞り加工を活用したい医療部品開発【製造業の試作・開発事例】
材質 SUS316L

1.背景と課題

医療機器メーカーからの開発依頼がありました。非常に材料板厚が薄く、多段形状のため、機械加工でもパイプ加工でも製品化が困難な状況でした。ご縁があり、その話をいただきました。医療機器の微細化は、患者の体の負担を軽減し、早期社会復帰を促進するために重要です。

メーカー様は何としてでも製品化を実現したいとの強い思いがあり、その思いに共感し、チャレンジングな課題ではありましたが、取り組むことにしました。


2.ソリューション(課題解決策)

金型の設計を一から見直し、金型材料の選定からコーティングまで、考えられる手段全てを試行錯誤の末、弊社のコア技術である深絞り加工を深化させました。約1年をかけて、お客様の要求する製品の製造に成功しました。


3.プロセス詳細

  1. 工程設計と金型構造、部品設計
  2. 要求スペックを満足する部品加工メーカーの選定
  3. 単発加工による試作トライ
  4. 金型材料評価とコーティング評価
  5. 量産加工に適した付帯設備の選定
  6. トライ&エラーによる金型の見直し

4.結果

これまで不可能と思われていた形状の製品をプレス加工で実現しました。
精度で上回ると思われがちな機械加工でもできなかった製品を、弊社のプレス加工技術により成功させることができました。


5.顧客の声

「今まで諦めていたサイズの医療機器を製造することが可能になり、お医者様にも患者様にも喜んでいただけるような製品を作ることができました。」

製品の形状によっては機械加工よりもプレス加工が良い、もしくはプレス加工でなければできない製品があることが証明されました。
これからもお客様の求めるスペックに応じてあらゆる方法を検討し、最適なソリューションを提供してまいります。

弊社では、医療機器メーカー様だけでなくあらやる業界へ最先端の深絞り加工技術を活用した製品の製造を承っております。詳しい情報やご相談は、下部にありますフォームからお問い合わせください。また、直接お電話いただいても結構です。