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試作加工の短納期対応!成功のコツは品質、コストとの両立?

短納期

試作加工のプロジェクトにおいて、短納期への対応はとても重要はことです。しかし、その過程で品質やコストを犠牲にしてはなりません。金型の構造設計ひとつで品質は大きく変わります。試作時にリスクの洗い出しをすることで、スムーズに試作から量産へ効率的に移行することが可能になります。当記事では、短納期と高品質、コストパフォーマンスのバランスの重要性について解説していきます。

試作・開発LP

プレスやモノづくりの課題を解決!開発や試作品制作に関する内容はこちらをご確認ください!

短納期プレス加工の成功戦略

短納期プレス加工の成功戦略

プレス加工分野での短納期は、顧客満足度を高める上でとても重要です。市場のニーズに素早く対応するためには、工程の効率化やコミュニケーションの向上、そして技術革新が必要になります。加工技術が進歩する現代においては、顧客の要望に対してより迅速に、かつ高品質な製品を提供することが求められています。

マーケットの要求に応じた納期短縮の重要性

時代の変化とともにマーケットの動きは速くなり、製品のライフサイクルは短くなってきています。このような環境下では、新しい製品を素早く市場に投入することが競争力の源泉となるのです。納期短縮は顧客満足度を高めるだけでなく、市場での優位性を確保するためにも不可欠な要素です。短納期での試作加工に成功するには、顧客とのコミュニケーションを密にし、詳細なスケジュール管理と柔軟な対応が求められます。

試作から量産へ、スムーズな移行を実現するポイント

試作加工で見落とされがちですが、重要な項目の一つがその後の量産へのスムーズな移行です。試作段階での品質やプロセスの確認が、量産時の生産性を大きく左右するからです。試作で得られたデータを基に、量産時の問題点を予測し、改善策を講じることがスムーズな移行には不可欠です。

品質保証を損なわない短納期対応術

短納期対応術

品質を守りつつ、どうやって短納期の要求に答えられるのかは、試作加工において最も重要な課題の一つです。納期を優先し、早かろう悪かろうの対応をする企業も見受けられます。実際に良いものを作るためにはきちんと求められる製品のスペックをお客様と確認し合うすり合わせ技術が重要です。特に絞り加工品の場合などは金型部品のスペックで大きく納期が変わってきます。お客様が納期優先で話をしても長期的にいて一番良い提案をすることが私たちプレス加工メーカーの仕事です。

試作品の精度と納期短縮の両立

試作品の精度を守りながら納期を短縮するには、最新の技術や設備の活用が重要なファクターとなります。しかし、新しい技術や設備を導入するだけでは十分ではありません。それに加えて技術者のスキルアップも伴う必要があります。一つ一つのプロセスを行うのは最終的には人間です。技術者の経験に裏打ちされた技術が最終的な試作品の精度は飛躍的に向上し、その結果納期短縮にも繋がるわけです。

コストパフォーマンスを最大化する試作加工

コストパフォーマンスを最大化する試作加工

試作においては、どうやってコストパフォーマンスを高めるかが重要なテーマとなります。短納期にも関わらず、品質とコストのバランスを保ちながら、最適な製品を生み出さなければなりません。製品の成功は、試作段階でのコスト管理とその効果に大きく依存するため、より精度の高い製品を低コストで提供するための戦略が求められます。

コスト削減と品質のバランスの取り方

試作加工におけるコスト削減は、品質を保ちつつ行う必要があります。そのためには、効率的な設計、材料選定、及び製造プロセスの見直しが不可欠です。設計初期段階でのシミュレーションを多用することで、実際に制作を始める前に問題点を洗い出し、修正することが可能となります。金型材料選定では、コストパフォーマンスに優れたものを選ぶ一方で、その材料が実際の製品スペックを満足するかどうかも厳しく評価する必要があります。製造プロセスにおいては、無駄な工程を減らし、機械の稼動効率を上げることで、コスト削減に寄与します。

量産を見据えた試作のコストパフォーマンス戦略

量産に向けた試作では、将来的なコスト削減を見据えた戦略が求められます。試作段階で既に量産工程のシミュレーションを行い、どの程度の量産が可能か、そのスケールに応じて単価を如何に下げるかが鍵になります。この際、供給チェーン管理も重要な要素となり、量産時を見越した材料の選定が必要です。試作の時には購入出来た材料が量産時には購入できないとなると、また最初から材料選定が必要になってしまいます。コスト削減だけでなく、こういった材料の入手性も含めて納期の短縮にも寄与する方法を模索する必要があります。また、初期の設計変更が量産時の大きなコストカットにも繋がるため、設計段階での見直しも欠かせません。

金型作成で重視すべきポイント

金型作成では、品質と生産性が求められているのですが、どのようにバランスを取るかがポイントとなります。金型は製造工程で重要な役割を果たすため、設計段階から慎重な検討が必要です。金型の品質が最終製品の精度に直結するため、材料選び、耐久性、成形技術などの適切な判断が欠かせません。また、製作コストと納期の両立も重要な課題でしょう。コストを過度に抑えると品質が落ちる可能性がありますし、あまりに時間をかけ過ぎると市場競争力を失うことにもなりかねません。

弊社オリジナル万能絞り型で生産性アップとコストダウンの両立

以上のように試作加工を行う際には様々な課題をクリアする必要があります。
弊社では一つの解決策としてオリジナルの万能絞り金型を製作致しました。
弊社社内保有の部品で製作可能な形状であれば金型代ゼロで試作加工が可能です。
保有部品での製作が難しい場合でも、通常よりも部品点数が少なく=安価に試作可能になります。
また段取り替え、型セットが容易にできる構造設計になっているため加工費を抑えて試作対応することができますので、トータルでお客様にメリットのある対応が可能となっています。

  • 試作加工で困っている
  • 量産も対応できるところに試作をお願いしたい
  • コストも大事だけど品質も納期も大事

そんなことでお困りのお客様、ぜひ弊社までお声がけください。

野口製作所からのメッセージ

野口製作所は昭和 42 年の設立以来、金属プレス加工を通して御客様の課題を解決す る提案型企業として成⻑して参りました。

私たちのコア技術はプレス加工の工法の一つ、深絞り加工です。

この深絞り加工技術で 製作した製品を電子機器部品、車載部品で使って頂いています。

また、医療機器として 製作している製品の中には、これまで実現できなかった非常に微細で薄肉の製品を深絞 り加工技術により製作に成功したものもあり、お客様の事業拡大に大きく貢献しまし た。

このように私たちは幅広い市場ニーズにお応えする製品製作をしております。どんな時でも私たちが大切にしているのは、御客様の課題に共に悩み、解決のための最 適解を提案するきめ細かい伴奏型のものづくりサービスです。

御客様の伴走者として共に成⻑していくことは最大の喜びだと考えています。 そのためにも、まずは社員一人ひとりが人間力を鍛え、正しい判断で御客様へ寄り添える人 財の育成が何よりも大切だと感じ、日夜人財育成に努めております。

これからも私たちは、世界中のお客様の期待をこえる価値を、安心というカタチで提供し ていきます。


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